「よく詐欺にあう」「悪質な新興宗教に入れ込んで借金をしてしまう」というように、自分では気を付けているつもりでも気付けば引っかかってしまう騙されやすい人というのは確かに存在します。
では、騙されやすい人はどのような心理状態にあるのでしょうか。今回はそんな人が騙される心理と騙されやすい人の特徴について解説していきます!

騙されやすい人ってどんな人?

皆さんは騙されやすい人という言葉を聞いてどのような人物を思い浮かべますか?
多くの人は高齢者・上京してきたばかりの大学生・30~50代くらいの主婦といった人物像を思い浮かべるのではないでしょうか。
実際に詐欺や悪質な新興宗教、過激な政治テロにお金や時間をつぎ込んだり唆されたりする人はこういった方々が非常に多く、よくニュースでも取沙汰されています。
そして、こうした人々によく当てはまる特徴として限定的で希薄な人間関係と日々の生活に退屈し、刺激を欲する傾向、過剰なストレスがあります。
騙されやすい人の心理状態

先ほども少し触れたように、騙されやすい人は刺激を求める高い好奇心や過剰なストレス下で生活していて心の安定を望んでいる場合が多いとされています。
そのため、警戒心の鈍りや心の隙間に付け込まれることが騙されてしまう根本的な原因になっているのです。
また、人は周りから妥当な意見を得られると社会的真実性(実際の正否を問わずそのコミュニティ内では真実とされてしまうことで、例としてオイルショックや血液型診断などがある)が生まれ、同調行動を取るようになってしまうのです。
人間関係の希薄さによって外部の人たちからの助言が無いという環境もそれに拍車をかける一因となっているため、引っ越しなどで環境が新しくなった際には十分に注意しましょう。

騙されないようにする方法

騙されるという状況は次の2パターンに大別できます。それは
- 相手が嘘を本当のことだと信じ込んでいる
- 相手が嘘を嘘と認識したうえで騙そうとしている
の2つです。
①は悪質な新興宗教の信者や右・左翼の過激派などに多く、善意で話しかけてくるパターンで、②は詐欺などの犯罪者が明確な悪意を持って騙そうとしてくるパターンです。
では実際に騙されないようにするにはどうすれば良いのかについて説明していきます。
①のパターンでは相手がマインドコントロール下にある場合がほとんどで、そうした人は独自の用語を多用したり自分の所属する派閥へのマイナス発言がほとんどないことから判断することができるため、比較的分かりやすい反面、本人がそれを真実だと信じ切っているので怪しさを感じにくいという特徴があります。
対して②のパターンは自分の発言が嘘であると認識しているため、仕草や表情から緊張や不安を読み取ることができます。具体的には早口になる・手をよく動かす・考えるとき右上を見るなどが挙げられます。
嘘をつきの見抜き方についてはこちらの記事で詳しく説明しているので気になった方はぜひ!⤵
まとめ
今回は騙されやすい人の心理・特徴と騙そうとする人の特徴についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。進学や引っ越しなどで環境が大きく変わった際には特に騙されやすくなってしまうので、十分に注意しましょう!
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