日本人にとって身近な生き物であるカエルですが、実は皆さんが意外と知らない生態や、珍しい種類が数多く存在しています。
今回はそんなカエルにまつわる雑学を3つピックアップしてご紹介していきます!
1冊95円のDMMコミックレンタル!カエルは夜にしか鳴かない
田舎や田んぼの近くに住んでいる方は、夕方から夜にかけて大合唱を繰り広げるカエルが思い浮かぶ方も多いのではと思います。
なぜ朝方から昼にかけては鳴いているのを見かけないか疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
実は、カエルが鳴くのは大きく分けて①メスへのアピールのため②別の雄への牽制の2つの目的があり、種の繁栄のためです。
しかし、明るい時間帯から大声で鳴いていると天敵の鳥などの格好の餌食となってしまい、本末転倒です。そのため、カエルは夜にしか鳴かないのです。
成長すると体長が半分以下になるカエル
アマゾン川流域に生息するアベコベガエル(学名:Pseudis paradoxa) は、幼体(オタマジャクシ)の時期は体長が世界最大級の20cm越えであるに対し、成体になると5〜7cmほどに縮んでしまうのです。
これは、一説によるとアベコベガエルの幼体が主に汽水域(川からの淡水と海水が交わる海に近い部分)に生息しているためだと考えられています。
一般的にカエルは幼体の間はエラ呼吸、成体になると肺呼吸になる特徴があります。このエラ呼吸は、海水だと効率的に酸素を得るのが難しく、負担が大きいため、幼体の間は体全体のサイズを本来より大きくする必要があるのです。
実は勇敢なカエル
「蛇に睨まれたカエル」ということわざを聞いたことがある方も多いのではと思います。
相手に臆して動くことが出来なくなってしまう様を表すことわざですが、これには大きな誤りがあるのです。
確かに、現実として蛇に睨まれたカエルはあまり動きません。しかし、これは寧ろ威嚇行為として体を大きく見せている場合が多いのが面白いところです。
カエルは動くものはなんでも餌と捉えるため、逆に蛇に飛びかかっていくことさえあるのです。
日本でも姿を見かけるウシガエルなんかは、蛇と相対した際に蛇を丸呑みにすることもあります。蛇とカエルの関係は、実際はかなり複雑なんですね(笑)
かわいいカエルにも毒がある
実は、カエルを含む多くの両生類は皮膚から有機化合物を分泌して身を守る習性があります。
日本に住むカエルだとヒキガエルが有名ですが、ごく一般的に見られるかわいらしいアマガエルにも毒があるのはあまり知られていません。
多くのカエルの毒は、触った程度では問題ない場合が多いですが、カエルを触った手で目や鼻などの粘膜に触れると炎症を起こし、最悪の場合失明などの危険性があるほど恐ろしいものです。
カエルなどの両生類を見つけてもむやみに触らないよう注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、身近だけど意外と知らないカエルの雑学について紹介してみました。これを機にカエルの生態に興味を持っていただければ幸いです。
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